フロッグ屋2005-2006倉庫

Archive for March 2006

31 March

年度末

みたいです。今日。

ハタケはだらだらと永遠の時間の輪の中。
はじまりで、途中で、おわり。

今朝はこじゃんち、冷え込み。幸い風があったのでひどい霜にはならず。育苗ハウスのバジルが少し寒害。

午前中、自家用のジャガイモ。昨年の食べ残しが種芋になるも、数種類混ざり。かつ、品種ようわからん。

なんというか、おいしいのから食べていくので、小芋や食味は？？のものばかりになっているかもしれん。でも大事なカロリー源。自給、自給。

並行してコスレタス、インゲンなど夏野菜（7月まで）の畝もたてる。種類別はめんどうなので、ナバナの畝をそのままつぶしていく。土壌分析の結果はやはりリンサン過剰。鶏糞もんだい。
ピュアな堆肥と苦土。アミノ酸系窒素。ここに帰結するなあ。

これがトラクターの新爪。この爪の種類や配列で耕運の状態を変えることができる。とりあえず標準配列。やるきまんまん。

あれ、爪の向き変。よかった発見できて。破損させるところだった。わかりますか？向き。

右端のほうに未さん。くわ使いもなかなか。遠くからみるとプロみたいだ。いやプロやけど。

ナバナ中生跡。東方向。レタス予定地。

同、西方向。左手が自給用の変形地。
大豆はフクユタカにしようかなと。麦は物色中。

今日はしっかりとおしごと。とはいえ、春うららのんびりモードだった。大工お休み。4月の中旬までは種まきシーズンですから。。がまんがまん。（八）

20:58:33 | kousakudou | | TrackBacks

30 March

結論からいうと、ドライブしてきました。

有機石灰を買いに、お隣の愛媛県まで足を伸ばす。
出掛けは雨と強風で嵐だったのに、途中からきれいに晴れて、桜なんぞに縁取られた四万十川沿いを気分よく走る。

細い山道を走り、町を抜け、走ること約1時間。たどり着いた先でいわれた言葉は「在庫、ないです。」「・・・」
聞けば、T氏の会社が在庫を洗いざらい買っていったあとだった。出発前に在庫確認の電話をしなかった自分たちが恨めしい。そして、買い占めたT氏たちも。え？逆恨み？

いいようのない気分をもてあましつつも、あまりによい天気で、なし崩し的にドライブ。
大通りをはずれた先にみつけた「旧松丸街道」

たっぷり物語をもった建物が並ぶ。威風堂々の酒屋や、レトロな商店や・・・。

こちらのページをみてみたら、「伊予と土佐の交易の中心地として戦前まで繁栄を続けてきた」町だそうです。
八がたまに「高知と違って温暖な愛媛はストックがある」といっていたのはこういうことだったのですねえ。

今回は車で通り過ぎただけだったけど、今度は自転車かついで電車に乗ってこよう。
こじんまりしているし、あまり観光客むけにわざとらしい作りこみをしていないところがよい。

それにしてもまあ、四万十川は下流にいくと水もたっぷりあってきれいなんだねえ。
旧西土佐村、現四万十市でのワンショット。

私らのハタケの脇では、堰堤でせき止められているせいで水量がなくってよどみがち。「清流ってなんのこと？」といいたくなる状態なんだけど。

結果的にただのドライブになってしまったことに少し罪悪感を覚えつつも、リフレッシュしてハタケに到着。八はそそくさとトラクターの爪を替え、私はナバナ後の露地を土壌分析。明日はちゃんと働こう。（未）

＊八さんに伝言：補足の書き込みよろしく

21:03:14 | kousakudou | | TrackBacks

29 March

早生

のエンドウ出現か。

去年播きのスナックエンドウ。
未さんが発見した一番花。

新品種かもしれんと期待したけど、どうやら季節を間違えたか、もう弱って子孫を残すべく花をつけたか。。

朝から氷雨？みぞれ？南風耕作堂には雪の語彙が少ない。花冷えは間違いない。
気温も上がらないし、現在マイナス１度。さぶい。

二人とも淡々と厚着をして寝る準備。温泉で温まってきました。

午前中最期の鉢あげ。コナス、ハラペーニョ、パプリカ。
一通り終わり。来年はこんなミスしんど。

午後は壊れたハウスの資材をグラインダーで切断。ナバナ後のツルなしエンドウの支柱をつくる。本日４畝仕上げ。残り６畝。

４時頃、移動販売（移動スーパー）が近くをとおる。ここらへんでは二店舗？？二社?二車？あるけど、それぞれスピーカーから流れる音楽が違う。今日のは五木ひろし号。

こぶしに聞きほれていたら、ハンマーで手を打った。

ヨコハマっ、タソガレっ、かあ～んっ、である。
北島三郎号だったらよかったのに。

夕方、大工。暗くなり画像なし。
今日は少しだらけたなあ。天候が天候やもん。
モズ一羽。その他顔ぶれ同じ。巣箱は、、、、静か（涙）
(八）

22:18:33 | kousakudou | | TrackBacks

28 March

爪

僕と未さんのあいだでは適正な爪長さ問題というのが存在して、ここんとこ、まあこれくらいかというところに落ち着いている。

さて、本日未さんがお使いに行ってとってきてくれたトラクターの爪。

上から見た図と斜めから。

どちらが新品か一目瞭然。
この「かえり」の部分がおわかりかな？
ここで土をうんとこしょと持ち上げ、ぐるぐるかき混ぜている。

通常、関東地方の黒ぼく土や、火山灰土、水田のみの農家はそんなに爪が減らない。我が圃場は開発農地。借地するところも土壌条件のよいところではない。

気合を入れて耕運すると１年でこんなにちびる。
だから昨日の大草やっつけは、耕運するというより、枯れ草を叩ききったのだ。かえりが無いと草がからまず好都合。

にしてもここまで使ってはいけませんよ。よいこの皆さんは。
爪の種類も松竹梅とありこれは一番安いの。２８枚。１２．６ＫＧで１６０００円弱。憧れは太陽の青い爪。高級です。黒いのはだいたい普及品。

さあ。この使用済みの爪。倉庫にたくさんぶらさがっている。
鉄くず屋さんに持ち込めば多少の小遣いにはなる。

でも、これ、もしかして、刃物にならんかな？
自給の馬鹿癖がうずく。耐火煉瓦で小さな炉をつくり、ドライヤーで空気を送り、熱し、叩き、磨けばどうなるのだろう？

小屋ができてからの楽しみにとっておくのさ。
ちなみに鉄は素人。福井へ弟子入りするかな（笑）（八）

21:52:44 | kousakudou | | TrackBacks

遠足

僕だけ。。。
未さん、かわいくお留守番。

午前中ふたりでまたもや鉢上げ。あんたも好きね。途中培土切れて終了。

午後、友人のサーファー農家を紹介するためにＴ氏と仲良く土佐清水へ。そう、あの足摺岬があるところ。江戸時代に間違ってアメリカへ行ってしまったジョン万次郎の生誕の地へ。

農業生産上、西南暖地と呼ばれる暖かいところである。海流と緯度の関係で冬もほとんど霜知らず。
すでに田んぼでは田植えの準備におんちゃんらあが忙しい。
この米は8月までに稲刈り。台風来る前に刈ってしまうのだ。

田んぼは水を張った田植え前と稲刈り寸前が素敵な風景。

友人は親切な農協に誘われ、大阪での仕事を辞め、うん千万の借金してこじゃんち立派なハウスを建てる。ロックウールという養液栽培。作物はトマト。

これが曲者。設備投資は大きいし、毎年の固定費も馬鹿にならん。量をとって勝負やけど、単価は不安定。

途中西南豪雨という未曾有の集中豪雨の被害にあい、ハウス半壊。それを機会に土耕栽培（普通に土でつくること）にもどそうとしたけど、国の補助金が入っているので修正できず。補修費はプラス５００万の借金。有利子。

３農家ではじめた未来型大規模ハウス団地のモデル事業。１０年たってなんとか、ほんとに「なんとか」農家なのは彼一人。その他の農家は差し押さえ寸前と当事者行方不明。安心して儲けたのは、国お抱えコンサルと農協と資材家さんだけ。

誰に責任あるがやろう？。これもウルグアイラウンドのお金の使い方の一例。そしてこの国の補助金の出処はまぎれもない税金と国の借金。このような使い方の積み重ねが消費税のアップ、社会保障費の削減につながるにちがいない。

投資することは悪くない。びびらんで果敢に攻めよ。問題はその後のフォローのありよう。
行政も農協も、しっかり技術のめどもないまま業者の言いなりで、へんなもの導入すんなよな。状況判断し融通きかせんかい。

と他人の悪口は蜜の味。やめちょくきん。

さて、帰りがけ僕が運転。Ｔ氏が助手席。やけに嬉しそうである。
なるほど。助手席だと鳥をゆっくり眺めれるのだ。

百姓じゃなくてよかったね、Ｔ氏。仕事にならんかったよね。いっぱい鳥がおってうろうろしちゅう。路頭に迷っちょったことだろう。あ、おくさん、おにぎり一個食いました。むちゃうまかったです。

花冷え。風強し。未さんスナックの花発見。早すぎやけど、種とってみるかな（八）

20:39:02 | kousakudou | | TrackBacks

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